FC2ブログ

高齢者の「見えにくさ」について

 平成26年3月2日(日)に行われた第26回介護福祉士実技支援では、視覚障害者への支援が問題となりました。
 問題となったのは80歳の中途障害者への支援、「なぜ、介護福祉士実技試験視覚障害者なのか?」と多くの疑問があり、今週は多くの方から「視覚障害者への介護方法」についてのご質問をいただきました。
 情報提供を中心に対象者の自己選択・自己決定を支援する権利擁護まで含めた総合的な問題であったと思います。

 そこで、視覚障害者支援の観点から高齢者の支援について考えてみようと思い、「高齢者の見えにくさを解消すれば生活が変わる」というカテゴリーを作りました。

 視覚障害というと全く見えない「全盲」をイメージしますが、視覚障害者の8割は弱視(ロービジョン)です。
 日本眼科医会が弱視(ロービジョン)が原因で生活に困難を感じている方が国内に144万9000人いると発表しました。さらに高齢化が進めば2030年には200万人を超えるという試算も出ています。

 加齢による視力低下、聴力低下など機能低下が加齢の特徴とされています。高齢者が長年住み慣れた自宅内での転倒・転落は、一概に体力低下だけが原因ではありません。
 階段からの転落は、階段の始まりを視認できないこと、居室での転倒は、カーペットの端や敷居が視認できないことが多いことも事実です。この場合、室内の照明の調整と共に、階段・カーペットの端が分かりやすいようにコントラストをつける。
 本や新聞の文字が見えにくくなり、文字を読むことに不自由を感じている方に対しては、ルーペ等の光学機器の正しい使い方を知ることや、読んでいる行が分かるように定規をあてるなど、文字を読みやすくする工夫をすることが大切です。
 見えにくさで生活の質が低下している状態を「高齢者だからしかたない」あきらめず、見えにくさを解消することで、生活の質が大きく向上することを広く伝えていきたいと思います。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

伊東 良輔 (いとう りょうすけ)

Author:伊東 良輔 (いとう りょうすけ)
一般社団法人ぱるむ 代表理事
人間関係学修士
心理学を背景とした対人援助の理論と実践について研究しています。
2014年、一般社団法人ぱるむを設立。北九州市小倉南区に「伊東良輔社会福祉士事務所」、「ケアプランセンター らび」を開設。
社会福祉士として対人援助に関する講座で講師活動や成年後見人としての活動に関する記録、非常勤講師として社会福祉士を目指す学生の皆さんへの指導の記録。
視覚障害生活訓練等指導者として同行援護従業者養成講座を開催した講座の内容等を中心に紹介していきます。

資格
・社会福祉士
・精神保健福祉士
・介護福祉士
・介護支援専門員(ケアマネジャー)
・福祉住環境コーディネーター2級・3級
・福祉用具プランナー
・視覚障害生活訓練等指導者
・相談支援専門員
・全身性ガイドヘルパー

社会貢献活動
・公益社団法人日本社会福祉士会 理事
 国際担当理事
 LGBT担当理事
・公益社団法人福岡県社会福祉士会 理事
 ぱあとなあ福岡所属(成年後見人)
 独立型社会福祉士支援委員会
 障がい者支援委員会
・日本ソーシャルワーカー連盟
 国際委員会
・日本障害者協議会 理事
 総務委員会 http://www.jdnet.gr.jp/guide/yakuin/member/ito.html
・日本障害者リハビリテーション協会 総合リハビリテーション研究大会
 常任委員
・アルコール健康障害対策基本法推進ネットワーク
 幹事
・北九州市障害支援区分認定審査会 委員
・宗像市・福津市介護認定審査会 委員
・中間市障害支援区分認定審査会 委員
・宮若市障害者計画・障害福祉計画推進協議会 委員
・福岡県介護実習・普及センター 運営委員
・福岡県社会福祉協議会 運営適正化委員
さわやか福祉財団 さわやかインストラクター

一般社団法人ぱるむ
・伊東良輔社会福祉士事務所
・ケアプランセンターらび
・権利擁護センターせるもん
〒803-0273
福岡県北九州市小倉南区長行東1丁目11-16
一般社団法人ぱるむ 長行事務所
TEL:093@776‐7115
FAX:093@777‐5068
ホームページ:http://hp.kaipoke.biz/zau/

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

社会福祉士の視点
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR