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公益社団法人福岡県社会福祉士会 北九州ブロック研修会報告

 2015年10月24日に北九州国際会議場にて福岡県社会福祉士会北九州ブロック研修会が開催されました。
 内容は虐待について社会福祉士に求められるものというもので、児童・高齢者・障害者の分野から三人のシンポジストをお招きし、素晴らしい研修会となりました。
 私は、虐待という概念、虐待は人間の価値・尊厳の侵害という視点を再度確認するために、イントロダクションとしてお話をさせていただきました。
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 虐待三法の施行された時期、そしてこの法律すべてが超党派の議員立法であることをお伝えしました。
 これは、虐待が社会問題としてとらえられるようになり、社会のニーズに対応すべ成立した法律であるので、社会福祉における社会的機能と言えるのではないでしょうか。
 そして、虐待は虐待者・被虐待者の関係だけでなく、社会的な背景も関係していることをお伝えしました。

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虐待の類型ですが、1身体的虐待、2心理的虐待、3性的虐待、4放置・放任(ネグレクト)、5経済的虐待について説明しました。
児童福祉分野ではDV防止法も深く関係しており、児童の親の暴力行為は心理的虐待になります。

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 そして、私たち社会福祉士が社会正義として拠り所とする「人間の尊厳」を著しく侵害する行為であることを確認しました。
 我が国の憲法でも13条に制定されているように、公共の福祉に反しない限り、個人の幸福追求は守られるべきものであるとお伝えしました。

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 最後に虐待は、人と人の関係の中に存在し、虐待者は被虐待者より何らかの支援を受けている関係にあることがほとんどです。虐待者は虐待を受けながらでも被虐待者に頼らざるを得ない状況にある場合、私たち社会福祉士はどのような支援ができるのでしょうか。
 と言う、質問の投げかけで私のお話を終了とさせていただきました。

 このあとのシンポジウムに関しては、また別の機会に報告させていただきます。
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虐待三法について考える

 10月24日(土)14時から北九州国際会議場で開催される福岡県社会福祉士会北九州ブロック研修会の前に少し虐待三法について触れておこうと思います。
 私は、「虐待対応における社会福祉士の実践と課題について」というシンポジウムのイントロダクションとして「社会福祉士として虐待三法をどのように捉えるか」という内容のお話をさせていただきます。
 私は視覚障害生活訓練等指導者(通称:歩行訓練士)としての仕事が長く、障害者福祉が専門ですので、ニュートラルな視点からお話ができるように努力しております。
 「虐待」はいけないことであると誰もが理解しています。しかし、虐待がなぜいけないのか?
 この「なぜ?」について根拠を持って対応できるのが重要であることをお伝えし、物事の本質を考えるという点に着目していただければと考えています。
 また、私たち社会福祉士が持つ倫理綱領にもある「ソーシャルワークの価値」についてもお伝えできればと考えています。
 「価値」については、教科書的ではありますがブトゥリムの価値三原則から引用し、「虐待」が人間の尊厳を侵害する行為であることを今一度考えていただける機会になればと思います。
 その後のシンポジウムでは、児童・障害・高齢分野で活動されている社会福祉士の先生がお話をされるので、私も楽しみにしております。
 お時間のある方は是非ご参加ください。
 
 

福岡県社会福祉士会 北九州ブロック 研修会のお知らせ

私が所属する福岡県社会福祉士会北九州ブロック主催の研修会の案内です。


日 時 : 2015 年 10 月 24 日(土) 14 時~(13 時 30 分より受付)
場 所 : 北九州国際会議場 32 会議室 (北九州市小倉北区浅野 3-9-30)
TEL:(093)541-5931
内 容 : シンポジウム「虐待対応における社会福祉士の実践と課題について」
講 演 : 伊東 良輔 先生(一般社団法人ぱるむ、福岡県社会福祉士会 副会長)
シンポジスト
高齢 : 稲吉 江美 先生(法テラス福岡、福岡県社会福祉士会 理事)
障害 : 青栁 壮悟 先生(笠松あんじゃ園、福岡県社会福祉士会 副会長)
児童 : 今泉 佳代子 先生(オフィスぷらんぷらん)
座 長 : 今村 浩司 先生(西南女学院大学、北九州ブロック幹事長)
定 員 : 70 名
参加費 : 会員・500 円 非会員・一般:1,000 円

http://www.facsw.or.jp/gyouji

社会福祉士会のホームページからでも申し込みが可能ですので、ご参加ください。
「顔の見える関係づくり」を大切にする北九州ブロックの研修には必ず懇親会がついております。
多くの方の参加をお待ちしております。

成年後見人としての社会福祉士の役割

 先日、知人より成年後見人として活動する社会福祉士のクレームがありました。
 クレームの内容は「被後見人の生活歴を無視した代理権の行使」についてで、私たち社会福祉士は、対人援助のプロとして身上監護を得意とする成年後見人として社会から役割を期待されていると信じて活動していただけに、今回のクレームはとてもショックでした。
 今回は、クレームを上げてくださった方が知り合いだったため、社会福祉士会の役員としてでなく成年後見を実践する社会福祉士として話を伺いに行きました。
 ICレコーダーに録音された会話からは、「被後見人のことは私が決める」という言葉が多く聞こえ代理権の乱用ともいえる発言でした。成年後見人は権利擁護の視点から、本人の財産管理と身上監護を行うために広範囲な代理権が付与されます。だからこそ、制度や理論をしっかりと学び、被後見人の尊厳を守ることを義務付けられています。
 2025年には700万人の認知症高齢者の支援が必要とされており、専門職の後見人養成だけでなく市民後見人の養成も社会の課題として取り上げられています。今回の件を通して、後見人を養成することも重要ですが、後見人の質の担保・向上を支援していくことも非常に重要な課題であると実感しました。
 相談支援技術を駆使し、対人援助を実践するソーシャルワーカーとして、社会に求められる成年後見人を養成していくことは社会福祉士会の大きなミッションであると考えます。
 私を含め、専門職後見人は常に自己研鑽に励み、被後見人の権利擁護を支援できる人間であり続けなければならないと強く感じました。
プロフィール

伊東 良輔 (いとう りょうすけ)

Author:伊東 良輔 (いとう りょうすけ)
一般社団法人ぱるむ 代表理事
人間関係学修士
心理学を背景とした対人援助の理論と実践について研究しています。
2014年、一般社団法人ぱるむを設立。北九州市小倉南区に「伊東良輔社会福祉士事務所」、「ケアプランセンター らび」を開設。
社会福祉士として対人援助に関する講座で講師活動や成年後見人としての活動に関する記録、非常勤講師として社会福祉士を目指す学生の皆さんへの指導の記録。
視覚障害生活訓練等指導者として同行援護従業者養成講座を開催した講座の内容等を中心に紹介していきます。

資格
・社会福祉士
・精神保健福祉士
・介護福祉士
・介護支援専門員(ケアマネジャー)
・福祉住環境コーディネーター2級・3級
・福祉用具プランナー
・視覚障害生活訓練等指導者
・相談支援専門員
・全身性ガイドヘルパー

社会貢献活動
・公益社団法人日本社会福祉士会 理事
 国際担当理事
 LGBT担当理事
・公益社団法人福岡県社会福祉士会 理事
 ぱあとなあ福岡所属(成年後見人)
 独立型社会福祉士支援委員会
 障がい者支援委員会
・日本ソーシャルワーカー連盟
 国際委員会
・日本障害者協議会 理事
 総務委員会 http://www.jdnet.gr.jp/guide/yakuin/member/ito.html
・日本障害者リハビリテーション協会 総合リハビリテーション研究大会
 常任委員
・アルコール健康障害対策基本法推進ネットワーク
 幹事
・北九州市障害支援区分認定審査会 委員
・宗像市・福津市介護認定審査会 委員
・中間市障害支援区分認定審査会 委員
・宮若市障害者計画・障害福祉計画推進協議会 委員
・福岡県介護実習・普及センター 運営委員
・福岡県社会福祉協議会 運営適正化委員
さわやか福祉財団 さわやかインストラクター

一般社団法人ぱるむ
・伊東良輔社会福祉士事務所
・ケアプランセンターらび
・権利擁護センターせるもん
〒803-0273
福岡県北九州市小倉南区長行東1丁目11-16
一般社団法人ぱるむ 長行事務所
TEL:093@776‐7115
FAX:093@777‐5068
ホームページ:http://hp.kaipoke.biz/zau/

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