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対人援助の本質を考える

 今回、御縁をいただき「同行援護従業者養成研修」の講師をさせていただき素敵な出会いがたくさんありました。
 最近は、社会福祉士として成年後見人の活動が多くなってきていますが、視覚障害生活訓練等指導者としての活動も継続しているので、視覚障害者支援だけをしていた時と物事を見る視点が変わってきたように思います。
 聞きなれた言葉ですが「自己選択・自己決定」をどのように捉えるか、これは対人援助の本質を考える中で最も重要な要素であると考えています。
 成年後見の場面では当然ですが、視覚障害者支援の場面でも意思決定支援は非常に重要です。
 情報障害ともいわれる視覚障害者の支援では、情報提供が重要で支援者の情報提供が偏ったものであれば、当事者はその偏った情報から選択しなければならなくなります。
 「自己選択・自己決定」を権利擁護の視点から見ると、情報提供の重要性が見えてくるのではないでしょうか。
 支援者として専門的な知識は当然必要ですが、広い視点をもち対象者の選択の幅を広げることができる情報提供ができることが重要だと私は思います。
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対人支援の場面における「行動の制限」とは

 同行援護従業者養成研修の講師依頼をいただき、熊本県に行ってきました。
 視覚障害生活訓練等指導者として講師要件を満たしているということでご依頼をいただきました。
 講習会では中央法規より出版されている同行援護従業者養成テキストを使用し、このテキストでは障害者虐待防止法と障害者差別解消法の項目があり、社会福祉士として虐待対応チームで活動した経験をお話する機会がありました。
 虐待には「身体的虐待」、「心理的虐待」、「性的虐待」、「放置・放任(ネグレクト)」、「経済的虐待」の5類型があり、同行援護の活動中に気を付けなければならないことをお話させていただきました。
 講義の中で同行援護従業者が誘導する場面での「行動の制限」や、同行援護従業者の都合で利用者の方に待っていただく場合において、どのようなことが合理的配慮義務違反となるのかということをお伝えいたしました。
 親切心がおせっかいとなり、おせっかいが利用者の行動を制限するということも多くあります。次回、実技講習の中で行動の制限とならない支援の方法について参加者の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
 伝えるだけの講義ではなく、自ら考え答えを導きだしていく。そんな講義にしていきたいと考えてます。

社会福祉士 基礎研修Ⅰ

8月29日北九州市八幡東区のレインボープラザ、8月30日春日市クローバープラザで平成27年度社会福祉士基礎研修Ⅰ 「社会福祉士会の歩み」についてお話をさせていただきました。
相談援助の専門職として、我が国で社会福祉士がどのようにして現在の地位を築いてきたのかというお話をさせていただきました。
私たち社会福祉士は、クライエントに対する支援は他の専門職と異なり直接処遇ではなく、クライエントを中心とした環境の接点に介入し支援を行う間接処遇の職種であることをお伝えしました。
間接的な支援を実施する社会福祉士が専門職として地位の向上を図るために
① 高度な専門的な知識と技術を持つ
② 社会的に重要な仕事に携わる
③ 権威や特権を持つ
④ 自治権を持つ
⑤ 倫理綱領を持つ

私たち社会福祉士に足りない点もありますが、相談援助の専門職として研鑽を積んでいくことで社会的に認知される職能団体となれるのではないかと考えます。
専門性の担保として認定社会福祉士制度があります。社会に対するアカウンタビリティの一環、そして社会福祉士の地位向上のために認定社会福祉士を目指していくことを参加されたみなさんにお伝えいたしました。
プロフィール

伊東 良輔 (いとう りょうすけ)

Author:伊東 良輔 (いとう りょうすけ)
一般社団法人ぱるむ 代表理事
人間関係学修士
心理学を背景とした対人援助の理論と実践について研究しています。
2014年、一般社団法人ぱるむを設立。北九州市小倉南区に「伊東良輔社会福祉士事務所」、「ケアプランセンター らび」を開設。
社会福祉士として対人援助に関する講座で講師活動や成年後見人としての活動に関する記録、非常勤講師として社会福祉士を目指す学生の皆さんへの指導の記録。
視覚障害生活訓練等指導者として同行援護従業者養成講座を開催した講座の内容等を中心に紹介していきます。

資格
・社会福祉士
・精神保健福祉士
・介護福祉士
・介護支援専門員(ケアマネジャー)
・福祉住環境コーディネーター2級・3級
・福祉用具プランナー
・視覚障害生活訓練等指導者
・相談支援専門員
・全身性ガイドヘルパー

社会貢献活動
・公益社団法人日本社会福祉士会 理事
 国際担当理事
 LGBT担当理事
・公益社団法人福岡県社会福祉士会 理事
 ぱあとなあ福岡所属(成年後見人)
 独立型社会福祉士支援委員会
 障がい者支援委員会
・日本ソーシャルワーカー連盟
 国際委員会
・日本障害者協議会 理事
 総務委員会 http://www.jdnet.gr.jp/guide/yakuin/member/ito.html
・日本障害者リハビリテーション協会 総合リハビリテーション研究大会
 常任委員
・アルコール健康障害対策基本法推進ネットワーク
 幹事
・北九州市障害支援区分認定審査会 委員
・宗像市・福津市介護認定審査会 委員
・中間市障害支援区分認定審査会 委員
・宮若市障害者計画・障害福祉計画推進協議会 委員
・福岡県介護実習・普及センター 運営委員
・福岡県社会福祉協議会 運営適正化委員
さわやか福祉財団 さわやかインストラクター

一般社団法人ぱるむ
・伊東良輔社会福祉士事務所
・ケアプランセンターらび
・権利擁護センターせるもん
〒803-0273
福岡県北九州市小倉南区長行東1丁目11-16
一般社団法人ぱるむ 長行事務所
TEL:093@776‐7115
FAX:093@777‐5068
ホームページ:http://hp.kaipoke.biz/zau/

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