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社会福祉士の価値と倫理

 対人援助の専門職として最近感じたこと。
  対人援助職は、クライエントを支援するために専門的な知識・技術を身に着けており、クライエントの個人情報を知り得る立場にあるため、クライエントよりも有利な立場に立ちやすいとされています。そのため専門職としての立場と自らの力量を客観的に見ることができず、専門領域以外の援助まで抱え込みトラブルになる事例も多く報告されています。
 これは、原理・原則を理解せずに、表面的な知識だけで専門職を名乗っていると自らの援助活動に明確な根拠を持つことができないため、クライエントや家族、その他の専門職との連携の場面で個人的な関係を構築する、情緒的関与を求める傾向が強くなることが原因です。
 このように自らの価値を理解できていない状態で対人援助を実践すると「何でも屋」となり、専門職としての価値を下げてしまいます。専門職として「価値と倫理」を意識することは、自らの価値を高めるだけでなく、専門職としての価値、最終的にはクライエントの利益に繋がります。この「価値と倫理」を学ぶ最も適した機会が「スーパービジョン」を受けることとされています。
 日本社会福祉士会では、スーパーバイザーの養成研修が実施されます。経験年数だけでなく専門的な研修を受けた社会福祉士価値と倫理を伝えていく構図ができるようです。
 対人援助においての価値は社会的背景や、援助職の所属する組織等によって変化することもありますが、ブトゥリムの提言した「基本的価値前提」は普遍的な観点ですので、しっかりと理解しクライエントの支援に臨むことが重要だと考えます。
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プロフィール

伊東 良輔 (いとう りょうすけ)

Author:伊東 良輔 (いとう りょうすけ)
一般社団法人ぱるむ 代表理事
人間関係学修士
心理学を背景とした対人援助の理論と実践について研究しています。
2014年、一般社団法人ぱるむを設立。北九州市小倉南区に「伊東良輔社会福祉士事務所」、「ケアプランセンター らび」を開設。
社会福祉士として対人援助に関する講座で講師活動や成年後見人としての活動に関する記録、非常勤講師として社会福祉士を目指す学生の皆さんへの指導の記録。
視覚障害生活訓練等指導者として同行援護従業者養成講座を開催した講座の内容等を中心に紹介していきます。

資格
・社会福祉士
・精神保健福祉士
・介護福祉士
・介護支援専門員(ケアマネジャー)
・福祉住環境コーディネーター2級・3級
・福祉用具プランナー
・視覚障害生活訓練等指導者
・相談支援専門員
・全身性ガイドヘルパー

社会貢献活動
・公益社団法人日本社会福祉士会 理事
 国際担当理事
 LGBT担当理事
・公益社団法人福岡県社会福祉士会 理事
 ぱあとなあ福岡所属(成年後見人)
 独立型社会福祉士支援委員会
 障がい者支援委員会
・日本ソーシャルワーカー連盟
 国際委員会
・日本障害者協議会 理事
 総務委員会 http://www.jdnet.gr.jp/guide/yakuin/member/ito.html
・日本障害者リハビリテーション協会 総合リハビリテーション研究大会
 常任委員
・アルコール健康障害対策基本法推進ネットワーク
 幹事
・北九州市障害支援区分認定審査会 委員
・宗像市・福津市介護認定審査会 委員
・中間市障害支援区分認定審査会 委員
・宮若市障害者計画・障害福祉計画推進協議会 委員
・福岡県介護実習・普及センター 運営委員
・福岡県社会福祉協議会 運営適正化委員
さわやか福祉財団 さわやかインストラクター

一般社団法人ぱるむ
・伊東良輔社会福祉士事務所
・ケアプランセンターらび
・権利擁護センターせるもん
〒803-0273
福岡県北九州市小倉南区長行東1丁目11-16
一般社団法人ぱるむ 長行事務所
TEL:093@776‐7115
FAX:093@777‐5068
ホームページ:http://hp.kaipoke.biz/zau/

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